更新日:2021年8月31日

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教材について(スペイン語)

この教材の使用目的

日本在住のスペイン語圏出身の子どもたちにとって、スペイン語を学び、話すことは簡単ではありません。この教材は、小さい頃に日本に移住したり、日本で生まれたりしたために、母国語を充分に学ぶことができなかった子どもたちのために、特別に作成されました。

日本に住むスペイン語圏出身の子どもたちの多くは、日本の学校で義務教育を受けているため、母国語を学ぶ機会がありません。一方でその親たちは、仕事のために日本語を学ぶ時間や機会がありません。このため、親子でのコミュニケーションが充分取れていないのが現実です。子どもたちの母語の習得は、親や家族とのコミュニケーションのためだけでなく、自分のアイデンティティーや文化を守っていくためにも、とても重要な問題となっています。

ここ数年、日本社会では、母語の習得や維持の必要性がうたわれ、教育において母国で作成された教材を使用するようになってきました。しかし、教育や社会システムが異なるため、日本に住むスペイン語圏出身の子どもたちにとってはあまり有効なものではありませんでした。ここでご紹介している教材は、こういった子ども達のために特別に作成されたものです。この教材が子どもたちにとって、スペイン語を母語として習得し、維持していくための第一歩となれば幸いです

絵カード

  1. 43グループに分けられた合計1,535枚のカードがあります。
  2. 絵カードは、名詞・動詞・形容詞などのグループに分かれています。また、各カードには、絵とスペイン語(大文字と小文字)、そして日本語訳がひらがなで書かれています。
  3. 絵カードは、市販されている名詞用用紙(A4サイズ)にプリントアウトすることができます。1ページに10枚の絵カードがあります。

ワークブック

  1. ワークブックに出てくる単語は27グループに分けられ、各グループは8ページずつあります。それぞれの単語が大文字と小文字で書かれています。
  2. ワークブックの単語の一部は、絵カードでも使われている単語です。

お問い合わせ

公益財団法人兵庫県国際交流協会 事業推進部 多文化共生課

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号 国際健康開発センター2F

電話番号:078-230-3261

ファクス:078-230-3280

 

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