写真展「にっぽん―大使たちの視線2024」を開催しました！（2024年12月８日～2025年１月９日）

　各国駐日大使をはじめ各国外交官がぞれぞれの視線で日本の今を表現する写真展、「にっぽん―大使たちの視線2024」を、
ひょうご国際プラザ交流ギャラリーにて開催しました。27回目となる今年のテーマは「Inspiring Japan」。42の国と地域から62名の駐日外交官やその家族が参加し、約70点の作品が展示されました。

　会期初日の12月８日には、展示会ディレクターの安部忍氏によるセミナーを開催し、それぞれの作品について解説いただきました。また、応募作品の中から高円宮殿下メモリアル賞、グランプリ、アンバサダー賞がどのように選出されているのかについてもお話いただきました。毎年、参加者１名につき10枚程度の写真をご提出頂き、写真はすべて現像して選考会を開催するそうです。その選考会では、高円宮妃久子殿下や選考委員長の中曽根博文参議院議員、実行委員の大使たちが良いと思った作品に付箋を貼っていき、審議を重ねて受賞作品を選出されているとのこと。ある国の人には特別に感じられない写真であっても、文化の違い等から、別の国の人々にとっては非常に意味深い写真になることが度々あり、視点の違いに毎回気づかされるそうです。

　ご来場者からは、「（鳥居とサンセットの写真を見て）どこの国の人たちも、日の光に何か特別なものを感じているのだなと、
美しいと思う物に変わりはないのだと感じました」や、「建物や像などの日本的な物だけでなく、日本的な動作や習慣にも着目されていた嬉しかったです」といった感想をいただきました。毎年この写真展を楽しみにされているファンの方々からは、これからも写真を通した国際交流に期待していますとのお声を頂戴しました。