【第19回】三田にフランスのひと味を
氏名:グザビエ・マルテル
職業:フランス語教師・ボランティア
出身国:フランス
推薦者:三田市国際国流協会
- どんな仕事をしていますか?
最初は三田市国際交流協会を通してフランス語を教えていましたが、現在はプライベートで教えながら協会でもフランスの文化や料理について講演や教室を行っています。また、友人の展示会を手伝ったり、篠山市のインバウンド事業への助言もしています。
- 以前はどんな仕事をしていましたか?
今まで様々な仕事をしてきましたが、その多くは美術史に関わるものでした。パリでは12年間、19世紀美術史と写真史の専門家として大学の講師をしていました。その他にも写真史家、そしてキュレーターの仕事もしていました。
- 日本に来たきっかけは何ですか?
はじめて日本に来たのは、2005年でした。2004年に1945年~1975年の日本人写真家の展示を開き、その成功によって「ヴィラ九条山」プログラムを通して8ヶ月京都で研究をする機会を得ました。そして2008年に再来日し、2009年には日本人の妻と結婚しました。2012年にまた日本に戻り、子どもが産まれてからずっとこちらに住んでいます。
- 話せる言葉は何ですか?
フランス語、ドイツ語、英語、そして日本語を少し話せます。第二言語がドイツ語でしたので、英語を学ぶときは本当に苦労しました。言語を学ぶポイントは間違えることを恐れないこと!
- あなたの国のPRをしてください。
リヨンは食文化の首都であり美術の町でもあります。シェフの町とも言われており、1930年代から食が有名になりました。美食の町、グルメの首都などとも呼ばれているほどです。イタリア、特にフィレンツェとのつながりがあったため料理にも影響があり、本当に美味しいです。
- 一番好きな日本の場所は?
日本はどこも大好きですが、やはり関西が好きです。三田はもちろん、以前に展示会を開いたことのある奄美大島や京都、思い出が多い場所はどこも好きです。
- 一番好きな兵庫県(日本)の食べ物は?
一番好きな食べ物はないです、何でも食べますし、何でも好きです。ですが、美味しく調理できてないお米や、ゆですぎのパスタは嫌いです。あと、ひじきは苦手です。
- 好きな言葉は何ですか?その理由は?
「前を見て、でも後ろを振り向くことも忘れるな」
人生では常に前を向いて進まなければなりませんが、過去の過ちを忘れずに学ぶことも大事だと思います。私は歴史家ですから!
- 休みの日は何をして過ごしていますか?
いつも自然の中を散歩したり、自転車をこいだりしています。散歩など、動いている方が頭もすっきりします。パリでは常に映画館に行っていましたが、今はテレビすら見ません。
- 将来の夢や目標を聞かせてください。
今、好きで行っていることで収入を得ることです。
- 海外からくる人々に兵庫県(日本)のPRをお願いします。
兵庫と言えば神戸や姫路など都会のイメージですが、むしろ田舎が素晴らしいと思います。そして唯一日本海から太平洋まで続く県で、とても広く様々な風景がある場所です。
- 日本の皆さんに一言
日本と海外の文化はとても違い、そのためお互いのふるまいが時には粗野に見えることもありますが、諦めないで下さい!いつかは必ずお互いの文化が分かり合えますから。