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更新日:2021年12月8日

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【第38回】サステナブルな愛のある暮らしを

宍粟1

 

氏名:春名 はな

職業:自営業、クリエイティブアーティスト、母

出身国:アメリカ

推薦者:宍粟市国際交流協会

   

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●どんな仕事をしていますか?

私は”Once Upon a Time”という英会話と表現力を磨くカフェスタイルの教室を運営しています。教室では、おとぎ話をテーマにした雰囲気の中で、セルフサービスの飲み物や読書が楽しめます。また、執筆やブロガーとしての活動の他、『Meoto』という名前で夫とデュエットとして歌手活動をしています。


横浜で教師をしながら歌手・演劇活動をしていましたが、より健康的なライフスタイルを求めて、2018年に夫の故郷である兵庫県の郊外へ転居しました。「家族」を最優先に考え、人生における仕事のバランスを自由に設計していける起業家という道を2人で選びました。


7か月の息子の母として家事もこなしています。私にとって家事をすることは専門職と言えるくらい大切に思っています。



●日本に来る前は、どんな仕事をしていましたか?

アメリカでは、女の子の合唱団や子ども向けに歌・演劇の発声方法を教えたり、海外からの留学生に英語を教えたりしていました。舞台芸術と英語の経験から歌手や舞台女優といった演劇の世界に関わってきました。さらに、執筆活動としては雑誌、新聞、ウェブ雑誌から学術雑誌などにわたります。



●日本に来たきっかけは何ですか?

子どもの頃から海外での生活に憧れがありました。大学の奨学金制度を利用し、大阪経済法科大学に短期間のインターシップに選ばれ、2012年に初めて訪日しました。日本についてほぼ何も知りませんでしたし、自分が選ばれると思っていなかったのでとても興奮しました。

帰国後、日本語と日本の文化についてさらに興味が湧いたため、大学の国際交流コミュニティに入り、日本人の友達がたくさんできました。

その後、私の日本への夢に共感してくれた企業の協力を得て、23歳で日本へ移住しました。大人になってから過ごした時間は、アメリカより日本の方が長くなりました!



●話せる言葉は何ですか?

日本語と英語です。私の家族がドイツからの移民で、ドイツで暮らしていたということもあり、ドイツ語も少し分かります。



●あなたの国について教えてください。

アメリカのカリフォルニア州、セントラルバレーと呼ばれる農業が盛んな地域で育ちました。とても暖かく乾燥地帯で綿花やトマト、果樹園が広がっています。

私の家族は現在、アイダホやワシントン、アラスカなどの気温が低いアメリカの北部で自然と森に囲まれて暮らしています。



●一番好きな日本の場所は?

私のお気に入りの場所は千種高原(宍粟市千種町)です。野花を見ながらハイキングをしたり、秋の紅葉の時期は家族でピクニックしたりと写真撮影も楽しめる素晴らしい場所です。



●一番好きな兵庫県(日本)の食べ物は?

私の好きな兵庫の食べ物は宍粟牛コロッケです!道の駅みなみ波賀(宍粟市波賀町)で作られていて、そこのチキン南蛮も好きです。



●好きな言葉は何ですか?その理由は?

私の好きな言葉は聖書からの引用です。

 

“新約聖書 コリント人への手紙第一 13章1-2節:たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、わたしは騒がしい銅鑼、やかましいシンバル。 たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。”

 

好きな理由は、「自分の行動のすべてが愛のあるものでありたい、そして愛の無い人生は意味がない」と思うからです。ドイツからの移民である私の曾祖母が92歳で最近亡くなり、曾祖母の記念碑に『彼女はまさに"legacy of love"(愛の遺産)であった』と記しました。私も彼女のように生き、そしてどれだけ私が愛したかを人に覚えていて欲しいと思います。



●休みの日は何をして過ごしていますか?

休みや週末には、夫と一緒に屋外で過ごしています。ピクニックやハイキング、自然の写真撮影が好きです。例えば、春には桜や梅を観に行ったり、夏には海辺やヒマワリ畑に行ったりします。夫婦ともにキリスト教徒なので教会にも行きます。


●将来の夢や目標を聞かせてください。

将来のビジョンはたくさんあります!今のような田舎での暮らしだとサステナブルで健康的な生活が送れます。この素敵な場所を維持しながらもより豊かに、将来は大きな庭を作って花やハーブ、野菜でいっぱいにしていきたいなと思っています。


また、できれば大家族になりたいです。都会ではスペースや経済面などの問題で難しいですが、兵庫県の郊外は広々とした遊べるスペースがたくさんあり、家も広いです。子どもたちが騒いでも、ご近所さんをそんなに心配する必要もないですよ。


世界の感染状況が落ち着けば、たくさんの方と出会い、私たちのビジネスを成長させていきたいです。この数年は多くの事業者が苦しんでいる中、こうして今も仕事を続けていられることに感謝しています。


●海外から来る人々に兵庫県(日本)のPRをお願いします。

兵庫県の田舎暮らしも都会暮らしもどちらの生活も魅力で溢れています。自然に囲まれた野外キャンプや田んぼ道を歩いて過ごしたり、洗練された都会で買い物やお城巡りを楽しんだり、兵庫県は日本を堪能するのにピッタリです!兵庫の人の親切さとあたたかさに驚くかもしれません。どなたでもきっと素敵な何かを見つけられると思いますよ!


●日本の皆さんに一言

日本にいる外国人は観光客などの短期滞在の方もいますが、兵庫県こそが自分たちのホームだという長期定住・永住者も多くいます。ウイルスによる制限が理由で、家族や親戚など会えない状況が続き、国際的な集まりも減っていますが、この苦難の中でも、一緒に国際的なコミュニティを支援し続け、永続的な友好関係を築いていきましょう。

 

 

お問い合わせ

公益財団法人兵庫県国際交流協会 企画調整部 企画広報課

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号 国際健康開発センター2F

電話番号:078-230-3267

ファクス:078-230-3280

 

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